ダンテ・アリギエーリ好きの視点から「デビルメイクライ」を考える①

「ダンテ」をキーワードにネットサーフィンしていると、よく目にする、いや、というよりも本家のダンテ・アリギエーリよりも情報が豊富なのではないかと思うほど検索結果に引っかかってくるものがある。

「デビルメイクライ」というゲームである。


引用元 CAPCOM: デビル メイ クライ 5 公式サイト

どうやら主人公の名前がダンテというらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/デビルメイクライ

ジャンルはスタイリッシュ ハードアクション、プレイヤーは主人公ダンテを操り、様々な武器や銃火器を使って敵(悪魔)を倒して進んで行く…ほう。(スタイリッシュハードアクションって何だ?)

しかしゲームに関する知識は完全に「スーパーストリートファイター2」あたりで止まっている私にとっては、現代のゲームなぞ微塵もときめきを感じない。こうしてゲームというものに対して完全に心を閉ざしていた私は、検索結果を見るたびに、本家ダンテのファンの立場から妙な嫉妬のような感情を覚えたりしていた。
うらやましい。きっとこちらの「ダンテ」のファンの間では日夜楽しい交流が繰り広げられているに違いない…。


しかし最近、検索結果にざっと目を通していると、ふとダンテではない別のキャラクターの名前が目にとまった。「バージル」と書いてある。
バージルといえば、ウェルギリウス大先生の英語名じゃないか…。
ウェルギリウスは「神曲」で主人公ダンテとともに地獄と煉獄を旅していく、超絶にクールな古代ローマ詩人である。

ドレの神曲挿画の中でも最高峰だと個人的に思っている、地獄編第11歌。衣をひるがえして立っているのがウェルギリウス大先生だ。


神曲におけるウェルギリウスについてはクールすぎて記事にしようとすると指が震えて文字が打てないので、いずれ気持ちを落ち着けてから投稿しようと思う。

さて、今回のテーマのデビルメイクライに話を戻そう。

これまでてっきり、「ダンテ」という名前があまりにカッコいいものだから単に主人公の名前に使ってみた、という程度かと思っていたが、「バージル」まで登場するということは、ひょっとして内容的にもちょっと「神曲」からインスピレーションを受けていたりするのか?…と淡い期待を胸に、調査に乗り出すことにした。

ダンテ・アリギエーリ好きの視点から「デビルメイクライ」を考える②はこちら



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